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PCとスマホ

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Mac mini 2018 のCTOモデルを導入しました。

カスタマイズモデルはApple storeで定価でしか買えないと思っていましたが、ビックカメラに欲しいカスタマイズ済みの在庫があったのでポチってしまいました。
定価は定価ですが、ビックカメラのポイントが付いたのと、LinePayのキャンペーンで15%還元されたので、実質20%引きです。

  • Core i5 3.0G/6コア
  • メモリー16GB
  • SSD 512GB
導入したMac miniのスペックはこの通りです。
普通に使うにはオーバースペックだと思いますが、Logic Proの動作を安定させたかったのと、5年以上立っても時代に取り残されないスペックが欲しかったのです。

さて、Mac miniといえばカッコいいMacが欲しい人はあまり選ばなさそうですね。
なんといってもAppleらしいのは本体だけで、その他には何も付いていません。

そして、なぜラップトップ派からデスクトップPCに戻ったのかを考えていきたいと思います。

ノートPCを辞めた

これまで使っていたMacbook Pro 13は最高のノートPCでした。
デザインが良いとかRetinaディスプレイが綺麗だとか色々ありますけど、ノートPCこそが取り回しが良くてバッテリー内蔵で最強のPCだと信じて疑わなかったわけです。

しかし、追加ディスプレイでLG 24UD58-Bを導入してから少し考えが変わりました。
最初は完璧だと思っていましたが、4kのモニターをサブディスプレイとしてノートPCの上に配置するのも問題が出てきました。
視線移動のことを考えたら正面に4kモニターが来るのが一番よいです。これだけでも13インチ3枚分以上の表示領域がありますので。そしてノングレア液晶は、とても目に優しい。

正面にディスプレイを持ってきて、キーボード・マウスを増設したら、デスクトップPCとして本格的に使う事になります。
そうするとMacbookの意味あるのか?と思うようになりました。
クラムシェルモードもノートPCとしての利点を度外視した勿体無い使い方です。そして4kに繋いだMacbook Proが結構発熱する事から、スペック不足の懸念も出てきました。

そして既にディスプレイ買ってしまった事からMac miniを検討し始めたのです。
でも、しばらくノートが気に入って使ってたのに、デスクトップ型を導入して後悔しないの?
  • 持ち運びが出来る
  • バッテリー内蔵でUPS代わり
  • スピーカー・Webカメラなど内蔵
これがMacbook Proのメリットです。
ノートPCのメリットそのものですね。

Mac miniは持ち運べる

実はMac miniなら、状況によってはノートPCと変わらずに扱える可能性があります。
というのは、デスクトップPCでありながら本体はMacbook Proと変わらない軽さなのです。
つまり、コンセントさえ確保できれば持ち運んだ先で使うのは容易だという事ですね。

  • 持ち運びが出来るという点に関してですが、ノートPCでなければ困った一番の理由は、長期で家をあけるリゾートバイトの時でした。
しかし、Mac miniなら長期間、他の場所で住むときも対応可能です。本体とキーボードとマウスだけなら充分スーツケースに収まる。モニターは現地でHDMIに対応したTVが備え付けられてたら、それに繋げば良いですね。
それに、もしディスプレイが用意できなくて困るようなら、最近はUSB-c対応のモバイルモニターが普及してきているので、それを買い足してもいいと思います。

家での生活が安定してきて、長期のリゾバはもう行かないかもしれませんが、もし海外留学するような事があっても、これで対応出来ます。
ただし、軽くて持っていきやすい分、Macbook同様に盗難には充分気をつけないといけません。

UPSもバッテリーもいらなかった

バッテリー駆動は出来ないので、完全なモバイル用途には使えませんが、行った先に電源さえ確保できれば高性能なデスクトップPCを持ち運べるというのは凄い事です。

ノートPCはバッテリー内蔵なので無停電電源装置(UPS)の代わりになると思っていましたが、実は東京に引っ越してきてから一回も停電したことがありません。
日本の電力事情は高価な電気代と引き換えに、かなり安定していると思います。
大半のデスクトップPCにバッテリーは搭載されていませんし、特にUPSの推奨をしているわけでもありません。そもそも必要なかったということです。

そして、今のアプリケーションはリアルタイムで作業内容を保存しているようで、電源が落ちてしまったとしても全ての作業内容が失われることはありません。

考えてみれば、PCのなかで一番最初に消耗するのはバッテリーです。それを交換したりケアするのに気を使ったりする必要がなくなったということです。
バッテリーに限らず、Mac miniには何も付いていません。キーボードやスピーカーが壊れたとしても、Mac mini本体にはなんの修理も必要ないんです。それだけを取り替えれば良いので故障に対する安心感がありますね。

メインモニターは4kの24インチ

Mac miniにはPCの本体以外なにも付いていないので、他は全部自分で用意しなければなりません。もし何も持っていなければ、iMac4Kでもいいと思いました。

しかし、Macbook Proのサブディスプレイとして使っていたLG 24UD58-Bが、今まで存在を知りつつも眼中になかったMac miniを検討するきっかけになったのです。



Mac miniとの接続にはUSB-C(DisplayPort)を使っています。

最初はHDMIで繋げていたけど、どうも映像が汚いです。安物の4kモニターだから仕方ないのか?と思いましたが、Macbook Proと接続していた時はこんなに汚くありませんでした。
そこで急遽、売却予定だったMacbook Proとの接続で使っていたThunderbolt→DisplayPortのケーブルを使ってみた所、綺麗な映像表示になりました。
原因はわかりませんがHDMIは相性が悪いようです。

今までMacはApple純正のRetinaディスプレイが一番良いと思っていましたが、このLGの4kモニターのほうが目が疲れにくいです。特に、夜PCを触る事が多い人には勧めたいモニターですね。
スマホやタブレットは光沢テカテカのディスプレイが向いていると思いますが、PCのディスプレイはノングレアが一番良いみたいです。

モニターアームは手放せない

設置にはモニターアームを使っています。
これはMacbook Proのサブモニターとして使っていた頃、上部にディスプレイを上げておくためのものでしたが、Mac miniに変わってからも利便性は変わらず健在です。

PCデスクの天板ギリギリまでモニターを下げる事ができるので、首に優しいんですね。
モニターの設置位置を3次元的に自在に決められるだけではなく、思い立ったらすぐにモニターを引き寄せたり傾けたり出来るのが重宝しています。
モニターアームの利便性は体感してみないとわかりません。一回使うと絶対手放せなくなると思います。

何よりもモニターが空中浮遊しているので、不思議な感覚になりますね。
掃除も楽になります。



トラックパッドとキーボードは純正

ディスプレイだけではなく、その他の周辺機器も用意しなければなりません。

折角のMac miniですので、純正キーボードを使う必要性は全くありませんが、個人的にはどうしてもTrackpadを使いたかったんです。
ということで、ヤフオクで安く落札出来たMagic keyboard2+Magic Trackpad2を使っています。




Trackpadにはサイレントクリック機能がありますし、バタフライ構造でないデスクトップ用のキーボードは静かですね。
Macbook Proの時は煩かった操作音がかなりマシになりました。
何より、ノートPCの時にはバームレストに置いていた手首をデスクの上に置けるようにななりました。PCの熱も伝わってこないので、手汗もマシになります。

Macは決して安価なPCではありません。Macbook Proを汚さないように綺麗に扱おうとすると、どうしてもラフには扱えませんでした。しかし、Mac miniなら本体を汚したり壊したりする恐れはありません。思う存分キーボードを叩きまくっても安心して使える事から、色々捗るようになりました。

予備でマウスも追加


しばらくして、PCデスクを嫁さんと交換したらスペースが広くなりました。
そこでMagic Trackpadに加えてMagic mouseも追加することにしたんです。


トラックパッドと比べたらマウスはカチカチとうるさい
しかし、トラックパッドは長時間使っていると手首が痛くなってくるという問題があります。微妙に手を浮かし続けていないといけないからです。
そして、写真のレタッチなど繊細なマウスワークが必要な作業はやっぱり従来型マウスのほうがやりやすかった。

しかし、完全にトラックパッドとマウスを交換しようとは思いませんでした。
ブラウザで徘徊してる時はトラックパッドのほうが使いやすいですし、普段使いはやっぱりトラックパッドでマウスのほうがおまけという感じです。

しかし、最大の目的は予備のマウスデバイスという役目です。
Bluetooth接続のマウスは切断というリスクがあります。
予備マウスがあれば、とっさの時も2つ目のマウスが使用できますね。

しかし、ここに来て新しい事実が判明しました。
Magic Trackpad2はLightningケーブルで接続している間、Bluetoothを使わない有線接続で動作しているというのです。

スピーカー


スピーカーはJBLのPebblesを導入しました。

ディスプレイのLG 24UD58-Bは本体スピーカーが内蔵されていません。
一応、Mac mini本体にオマケ程度のスピーカーは付いていますが、本当にオマケです。音がショボすぎてシステム効果音を再生するだけの為にしか使えません。

PCの用途として、結構多いのが映画を見ることだったりするので、最低でもステレオが鳴らせるスピーカーが必要でした。たどり着いたのはJBLのUSBスピーカーでした。

ただし、このPebblesというスピーカーは結構癖モノです。
音質は確かに今まで使った中では一番良いのですが、音量がデカすぎます。Macから音量調整が出来るのは良いことですが、全体の音量が大きすぎて最低音量でしか鳴らせません。それでも深夜には近所迷惑になりそうなので、Option+Shift+音量のコマンドで細かく音量を下げています。

そして、音を鳴らしていないときでも、常に微かなホワイトノイズが鳴っています。それが気になって仕方ないので散々調べましたが、結局このスピーカーの特性で解決策はないという結果でした。


Webカメは要らない


そして、導入しなかった周辺機器もあります。

オールインワンタイプのiMacやMacbookには必ずiSightという内蔵カメラが付いているけど、ほとんど使うことはありません。

そう考えると、マイクも別に要らないという結論になりました。
Mac miniはオマケ程度の内蔵スピーカーはあるのに、内蔵マイクはないんです。
流石に、マイクがないと困るかな?と思いましたが、今やskypeを立ち上げることも殆ど無くなりました。
そして忘れていた!AirPodsがあるので、それをMac miniに接続すれば音声通話は一応可能です。
何れにせよ、これもiPhoneにお任せして良い領域ですね。別にPCで音声通話する必要もない上、音声入力が必要なSiriを使うこともないです。
ということで、Webカメラと音声入力用マイクは導入しませんでした。

使いだしてから感じている事ですが、Webカメラがないと気楽です。
iSightは起動している間、緑のLEDが点灯するようになっていましたし、アップルのセキュリティを疑うわけではないんです。しかし、常に自分を見ているカメラが居るというのは何だか居心地が悪いですからね。。
今の環境だと、物理的にカメラがないのでハッキングされて盗撮されていたという事が絶対に起こらないという安心感があります。

Mac miniの冷却問題

Mac miniはMacbook Proと同じ重さの小さいボディにデスクトップ用のCPUを搭載しています。
ノートのMacbookと違って常時回転ファンだけど、アイドル状態でCPUの温度は50度付近をウロウロしています。

これに負荷のかかるLogic ProだとかApertureを使うと、結構熱が凄いんですよ。
決して処理落ちすることはないんですが、本体に触ると大丈夫か?と思うほど熱いです。排気も熱いので周辺に接続されているケーブルを傷めないかどうかも心配でした。

そこで縦置きです。
Mac miniは底面のカバーの部分から吸気しているらしいので、この部分を横にして塞がないようにします。
これでCPUの温度は55度から42度まで下がりました。

そして、スリープ中に発熱するという問題も起きています。
スリープで発熱するというのは仕様なのかもしれません。デスクトップPCということもあり、普段は電源を落とさずに使うようにして、一日の終りには必ずシャットダウンしています。

USB3.0のノイズ問題

Mac miniを導入する前に少し心配だったのが、USB3.0がBluetoothに干渉するという物でした。Appleのサポートでも「一部のUSB3.0製品は無線周波数に干渉します」と記述があります。

しかし、今の所はMac miniで接続のトラブルは特にありません。
とりあえず念のために、ノイズが出そうなケーブルには全てフェライトコアを装着してあります。

Wi-Fiはそもそも干渉の少ない5GHz帯を使っています。最初は有線LANにしてみたんですが、速度的にも安定性も変わらないのでWi-Fi運用に切り替えました。
Bluetoothに関しても、キーボードやトラックパッドの接続が突然切れたりするような事はありません。AirPodsの接続も良好です。
これがUSB-C DisplayPortを接続したMacbook Proの時はブチブチと耳障りなノイズが入っていたんですが、同じケーブルで同じ規格のはずなんだけどMac miniでは問題ない感じです。

縦置きのディスプレイを追加

その後しばらく使い続けたMac miniですが、人間慣れると贅沢なもので4kの24インチだけでは作業スペースが足りなくなってきました。
Macのミッションコントロールは有能ですが、できれば常時監視できる情報は多いほうが良いです。

そこで新しくディスプレイを追加することにしたのですが、縦置きディスプレイを試してみようかと思いました。
VESA対応ならモニターアームで縦配置に出来るので、最初はそれで行こうかと思っていたのですが、モニタースタンドがしっかりしている製品を見つけてしまいました。

DELLのP2418Dです。



メインモニターのLG 24UD58-Bと同じ24インチですが、二台目は非力なMac miniのGPUのことを考えて4kではなくWQHDにしました。
そして、このディスプレイはスタンドが自由自在です。上下自在で回転自在です。見栄えを気にしてモニターアームを新しく追加することを考えていましたが、このスタンドならそのままでも十分見栄えがいいですね。

一体型のiMacやMacbookと比べると、いかにもMac使いですという感じは消えました。
配線も多く、スタイリッシュでもないけど、今まで一番快適なMacになった気がします。

そういえば、DELLのモニターもLGと同じくHDMIでは表示が汚かったです。
いろいろ試したけど結局ダメだったので、こちらも全く同じThunderbolt→DisplayPortのケーブルで繋げると改善しました。しかしなぜHDMIは駄目なんでしょうか・・
WQHDなので4kと比べるとRetina感を出すことは出来ませんが、24インチのPCモニターとしては充分綺麗なレベルです。

裏に縦置きスタンドに載せたMac mini本体とスピーカーなどを収用してあるのでデスク周りもスッキリしました。

最終的な構成は?


Mac mini 2018 (CTO) 
  • Core i5 3.0G/6コア
  • メモリー16GB
  • SSD 512GB
スタンド
  • Tinpecマックミニ合金デスクトップスタンド
ディスプレイ
  • LG 24UD58-B
  • DELL P2418D
  • CENTURY モニターアーム鉄腕4軸1面用(CMA4A-SM)
  • USB C - DisplayPort USB 3.1 Type-C to DP  4K2K 音声対応 オス―オス 1.8m
スピーカー
  • JBL Pebbles White
  • Air Pods(Bluetooth)
入力装置
  • Magic Keyboard 2
  • Magic Trackpad 2
  • Magic Mouse 2

ポイント還元などを差し引いた総額は258941円
なお、この構成による消費電力は78.8w
一日8時間使うとして、現在の電気代は月467円ということになります。



 吊るしモデルでいいならもっと安く手に入りますね。


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