場所がとてもわかりにくい・・・浅間山荘事件現場跡
浅間山荘事件は1972年に全国を騒がした事件です。
NHKのプロジェクトXに登場したり、役所広司さん主演の映画にもなったりしている有名な事件ですが、昭和の事件なので若い世代にはあまり知られていないかもしれません。
今回はこの浅間山荘事件の舞台となった保養所の浅間山荘の場所へ行ってみました。
GoogleMapにも載っていなかったので、初めて訪れた際はWikipediaにあった緯度経度の座標を参考に行きましたが、浅間山荘がある南軽井沢のレイクニュータウンは入り組んでいて迷路そのものでした。
入ってきた道を覚えておかないと帰りも間違いなく迷うので要注意です。
GoogleMapには場所の追加といった機能があるので、これを使って申請しておきました。現在は浅間山荘の場所を検索できます。
ちなみ北軽井沢や小諸にも「あさま山荘」の看板があったりすることもありますが、浅間山荘と名を付けているコテージや保養所はたくさんあります。
今回訪れる、連合赤軍が立てこもった浅間山荘は現在は使われておらず、案内の看板などは一切ありません。
今回はレイクニュータウンの入り口からスタート
晴れてはいましたが、木陰が多く全体的に薄暗いです。
レイクニュータウンは南軽井沢の別荘地帯です。ゴーストタウン化していて普段は人影もありません。夏のシーズン中の期間だけ賑わいます。
冬に行けば静かなゴーストタウンの雰囲気を味わうことができますよ。
入り口に料金所のようなものがありますが、廃墟化していて徴収されることはありません。これはバブルの時代の名残でしょうか?
入り口から、とりあえず真っ直ぐ進んできました。
レイクニュータウンは奥に行けば行くほど道が複雑になるので、来た道を覚えておかないと確実に迷います。
道を曲がった回数は覚えておきましょう。
しばらく進むと、赤いトンガリ屋根の家が出てきます。
この手前の白い柵の間の道を進みます。
からまつ通りの看板が見えてきました。
ここを左に進んでいきます。
3つめの分岐点。
からまつ通り方面、左へ進む。
この分岐点の付近に大きな池がある。浅間山荘事件の時はここの水を放水に使ったそうです。ドキュメンタリーなんかを見るのと、実際の場所を訪れるのではやはり違いますね。
ここから急カーブが多くなり坂がきつくなる。
昼間でも薄暗いので、対向車に注意してください。
広いロータリーの交差点が出てきました。
右に行くと浅間山荘の下側へ行けるが、先に上を見に行くので、このまま真っ直ぐ進むことにします。
次の分岐点を右へ行く。
傾斜がきついので、車高の低い車は要注意です。
赤い屋根の建物が見えてきた。これが浅間山荘です。
それにしても、道幅や先ほどの急カーブを見ると鉄球クレーン車がよくここまで入ってきたものだと思う。
大型免許を持ってる人ならよく分かるはずです。
木が覆い茂っているので、当時のニュース映像と少し雰囲気が違う。
土のうを積んでいるとはいえ、この近接距離で犯人からの銃撃を受けていたのか?壮絶だったに違いありません。
鉄球を受けて壊された部分は補修されているようです。
誰かが使っている形跡はないが、建物の状態を見る感じでは一応管理されているようでした。
噂では中国企業が買ったらしいです。
真横に別荘が立っています。当時のニュース映像にはなかったので、事件後に建てたことになります。なぜあえて、こんな近いところに建てたのでしょう?
ちなみにLPGボンベが置いてあるかどうかで、別荘が使われているかどうかわかります。
空き別荘に勝手に浮浪者が侵入して住んだりしないのだろうか?と思ったりもしましたが、軽井沢は冬の寒さが-20℃まで下がる過酷な環境なので、まず住めません。
長野県全体で見てもホームレスは少ないそうです。暖房がない屋外で浮浪者が暮らすには凍死してしまう危険性も高いです。
ひとつ下の広いロータリー交差点まで戻ってきました。
下らずに左側へと進んでいきます。(下から見て右側方面)
浅間山荘の下側へ出てきました。
こちらも木が覆い茂っていて、事件当時とは景観が変わっています。
こうして建物を実際に見てみると、人質救出作戦が如何に難しかったを実感します。
まさに難攻不落の要塞でしょう。銃弾が飛んでくる恐れがあるなか、ここを登るのは自殺行為です。
木や雑草が覆い茂っていてわかりにくいが、崖になっているところが多いです。
対向車は滅多にいませんが、道も狭いので要注意ですよ。
運転に慣れてない都会の方が行く場合は軽自動車のレンタカーをおすすめします。
冬季はおすすめしない
あまり詳しい行き方を解説しているサイトがなかったので、紹介してみました。行ってみたい方の参考になればと思います。
この辺りは冬季は凍結しても除雪がはいることが少ないのでオススメしません。
冬季にいくなら4WDで念のためチェーンも持っていったほうがよいでしょう。
万が一、スタックして救助を呼ぼうにも携帯電話が圏外のところも多いです!
周辺のオススメスポット
この辺りは旧軽井沢など有名なスポットが沢山ありますが、マイナーな場所でも魅力的な場所が沢山あります。
浅間山荘跡地へ探索に入ろうとしている方の大半がクルマかバイクだと思いますので、すぐに行ける場所をいくつかご紹介します。
- 小諸市にある湯の丸高峰林道
- 南牧村にある国立天文台野辺山観測所