晴天の湯の丸高峰林道を走る

金曜日

旅ログ

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標高2000mの林道


長野県内では通行量の少ない峠道の冬季閉鎖が珍しくありません。全ての道路を除雪するには莫大な予算がかかってしまうからです。
湯の丸高原の湯の丸スノーパークと高峰高原のASAMA2000スキー場を結ぶこの林道も夏季しか通行することは出来ません。

しかし、この他の道と比べて、この林道は一味違った風景を楽しむことが出来ます。
冬になると道路に雪がつもり、そのままスキー場のコースの一部となるこの道路では、夏の静かなスキー場を見ることが出来ます。
特に湯の丸やASAMA2000で滑ったことのある人には夏のスキーリフトが新鮮に思えることでしょう。


湯の丸スノーパーク


湯の丸高原
今回は湯の丸高原からスタートです。
急勾配を上がっていくに連れて涼しくなり、車のエアコンも必要なくなってきます。
場合によっては寒いと感じることもあるため、羽織るものは一枚持っていたほうが良いでしょう。

湯の丸高原
湯の丸スノーパークの手前に分岐点があります。
池の平湿原方面へと進んでいきます。
手前の看板に通行規制について書かれています。この林道は安全のため夜間は通行禁止となっているようです。

湯の丸スノーパーク
開けた所が見えてきました。
実はこの走ってきた道路は既にスキー場のコースなのです。冬は湯の丸スノーパークのカモシカゲレンデ(林道コース)になります。

湯の丸スノーパーク
この開けた場所は湯の丸の第六コースです。
下の方を見るとレストハウス、リフト乗り場が見えます。

湯の丸スノーパーク
冬だと賑わっているスキー場ですが、とても静かです。風の音だけが聞こえる、ゆったりとした場所でした。

湯の丸スノーパーク
これは湯の丸高速カプセルリフトです。
まだまだ、今シーズンのスキー場オープンはまだまだ先ですが、ゲレンデを見ていると滑りたくなってきます。

湯の丸スキー場を超え、池の平湿原までやってきました。
ここから先は未舗装路になります。4WDが必要な道ではありませんが、石が落ちている箇所もありますので、車高短の車は要注意です。

林道区間


湯の丸高峰林道
アスファルト舗装では味わえない林道の魅力ってなんでしょうか?
舗装道路は人工的ですが、砂利道は自然に存在するものをそのまま敷き詰めただけなので、自然により溶け込みやすい優しい感じがします。

湯の丸高峰林道
時折、遠くに小諸と佐久の町が見えます。
この道は夜間通行止めの為、夜景が見れないのが残念です。

湯の丸高峰林道
かなり標高が高いので、当然のことながら空気が薄いです。
ここで全力疾走してみて下さい。間違いなく酸欠で死にます・・・

空気が薄いと、葉緑体の関係で植物の緑がとても濃くなります。
鮮やかな植物が咲き誇る。これも高原ならではの風景です。

湯の丸高峰林道
先ほど、落石注意の看板も出ていましたが、たまに大きな岩が落ちていることもあります。
スピードは控えめに注意して運転しましょう。

ASAMA2000
高峰高原のASAMA2000スキー場が見えてきました。
ここはコースSTAGE3のようです。

ASAMA2000
コースSTAGE2までやってきました。
しかし、こうしてみるとゲレンデはかなりの急勾配です。自分自身がこのゲレンデを滑っていたことを忘れて、よくこの坂を滑り降りるものだと感心します。
雪というクッションに守られてスピードを出せる面白いスポーツ。それがスキーです。
今年からASAMA2000は平日2000円で一日券が買えます。かなり安いので、近場の人は是非どうぞ。

チェリーパークライン


高峰高原
これから小諸市までチェリーパークラインで降りていきます。
JRバスの停留所がありました。
一日4本ですがバスで来ることも出来ます

チェリーパークライン
1000m近い落差を降りていきます。
途中、眼下に見える下界はこれから降りる小諸市です。
まさに天界からの眺めです。

高峰高原は軽井沢からもアクセスが良くオススメのスポットです。
雨の日でも、運が良ければ雲海を見ることができます。

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