最近、仕事の関係で長期の外泊が増えた時期がありました。家にいる時間が少なくなったのでPCを使ってやりたいことが出来なくなってしまいます。そこで新しくノートPCを買うことになりました。
実は少し前にデュアルディスプレイをやめたことも関係しています。デュアルディスプレイはゲームなどをやるときに一時的に解像度がおかしくなってしまうトラブルや、モニターの置き場所で机が圧迫されるなどの弊害がありました。
もっと小さいサブモニターが欲しいと思っていたところ、どうせ小さいモニターを使うくらいなら、ノートPCにしてしまったほうが移動もできるしサブ画面も表示できるという結論になりました。
コスパで有名なIdea Pad Slim 550
買ったのは、あまりにも売れすぎてレビューも多いLenovoのIdeapad slim 550です。MacbookAirと悩みましたが、今はWindows対応のソフトを多く使っている事と余りの値段の差にこちらになりました。
スマホ全盛期の今、PCを買ったは良いものの持て余す人が多いようで、中古品だとかなり安く買えます。下手なChromebookより安かったです。
どうせサブPCなのでスペックは普通のものを。というか中古品だと一番売れているこのモデルしか転がっていない気がします。
- Ryzen5 4500U
- 8GB RAM
- 256GB SSD
という構成です。
前々からAMD APUには興味があったので、モバイル版とはいえ楽しみです。
それにしてもメインPCもサブPCもRyzen5にするとは、芸がない気もしますが、それほど今のAMDは魅力的だという事です。
僕はこのPCをサブとして使うので、外部モニターに繋げることはありませんが、HDMIの他にUSB-cからディスプレイポートへ出力できるようでした。
もちろんPDにも対応しています。残念ながらThunderbolt対応ではないので外部GPUなどは使えません。サブPCなのでもちろんいりませんが。
驚異的な性能
さて、このIdeapad Slim550ですが、ほとんど何でも出来ます。一時期はメインPCである自作PCを売却して、こちらをメインPCにしようかと思ったほどでした。
Ryzen 5 4500uはCPUとしての性能もかなり高いですが、APU(CPUとGPUを統合したプロセッサー)なのでGPU性能が高いです。
- Chrome
- Kindle
- XM Trading
- FL Studio
- ARMA3
- Mud Runner
- X-Plane
- Need for Speed Mostwanted
- Awesome miner
これは僕が普段使っているソフトですが、驚いたことにコレが全部動くのです。ChromeやKindleが動くのは当たり前ですね。
本当はXM Tradingを外で動かすためにノートPCを買ったのは内緒です。
FL Studioは軽いDawなのかもしれませんが、重そうなプロジェクトを開いても全く問題ありません。ここ数年でモバイル向けのCPUも凄い性能になったものです。ずっと前に使っていたMacbook Proは相当な値段がした割にはLogic ProXがフリーズしまくっていました。
ゲームはノートPCでやるものではないだろうと思っていたのですが、友達の家で暇すぎた事があって試しにSteamでゲームを起動してみました。
なんと普通に動くではないですか。場面場面でカクつくところはあるものの、全く遊べないということはありません。さすがはWith RadionのAPUです。
ARMA3など自由度が高いゲームは、重い設定から軽い設定まで様々なので、無理しなければ遊べます。流石にユニットを配置しすぎると、動かなくなってしまいます。
Awesome minerはマイニングソフトです。
GPU性能が強力なので一応マイニングも試してみます。ノートPCでマイニングは熱のこともあり危険だとは思いますが、寒い時期なので気にしません。
Awesome minerを使い、Zpoolで試してみました。Ryzen5 4500uでは24時間稼働させていると、月470円ほどの収益を得ることが出来ます。
しかし熱問題を抜きにしても24時間マイニング稼働させるのは現実的ではありません。GeForceやRadionなどの単体GPUは、マイニングしながらでも通常の作業を行うことができますが、APUはマイニング中は重くなりすぎて通常作業は出来ません。常時CPUも100%稼働に近くなるので、バックグラウンドで動作させながらというのは厳しいです。
寒い時期に夜間だけというのは理想的です。
SSD増設
色々アプリケーションを入れていくと、すぐに容量不足になります。
自作PCでSSDを無駄に増設して、ほとんど使っていないストレージが余っていたのでIdeaPad Slim550に移植することにしました。
こちらの1TBのSSD。
WDS100T2B0Cを移植します。
この時、元のSSDがついていると上手くいかないので、一回外しました。
メインドライブが1TBもあると、なんでも入れ放題です。
今の時代512GBでも少ないです。Macbookだと1TBに増設したらどんな値段になってしまうのか、想像するだけでも恐ろしいですね。
メインPCになるのか
一時期はメインPCの自作デスクトップマシンを捨てて、IdeaPad Slim550をメインマシンにしようかと思いました。
結構まじめに悩みました。
しかし高性能デスクトップマシンはやはり必要です。大きな違いは専用GPUでしょう。自作マシンにはGTX1660という高性能かつ消費電力も高いGPUが搭載されています。
確かにRyzen5搭載のノートPCは快適に作業できますが、フルHDで単体で使った時のみの話です。これを4Kモニターなどに接続して広大な作業領域を確保しようと思えば、メモリーもGPU能力も足りなくなってしまいます。手持ちの27インチのディスプレイを最大限有効活用しようと思うと、ハイパワーのデスクトップマシンが必要になります。
また、このIdeaPad Slim550で唯一まともに動作しなかったソフトがありました。
それはDaVinci Resolveです。このソフトは無料で使える動画編集ソフトなのですが、非常に多機能で高性能なソフトです。
GPUパワーもメモリーも足りずに、エラーを頻発するという残念な結果になりました。
最近流行りのミニマリズムの影響を受けているのだとは思いますが、どうしても1台に絞って運用したいという願望があります。
しかし、ノートとデスクトップに求められる根本的なところは違うと思うので、適材適所で運用すべきだと思います。
ノートのいいところ
基本的に拡張性がないノートPCですが、持ち運べるという以外のメリットも多くありました。
ノートPCというのはオールインワンなので、全てが揃っています。というのはモニタースピーカーキーボードは当たり前ですが、最近のモデルならカメラもマイクも搭載されているのが基本です。
ウェブカメラなどはわざわざ後付しようとは思いませんが、あれば便利なものです。ZOOMなどはノートPC単体で出来ますね。
これが全て揃っているパッケージと考えれば、ものすごい安いものです。
また画面サイズが小さく、キーボードが薄いのも場面によっては有用です。
集中して一気に文章を打ち込みたい時には、大画面より心地良こともあります。
Lenovo?
いろいろなメーカーがあるなかでLenovoにしたのは、何も刻印がないシンプルな天板のデザインが決め手でしたが、買ってからLenovoのいいところに気がついた点もあります。
ノートPCにはバッテリーが搭載されていますが、これが結構消耗品になります。スマホなんかもそうですが、バッテリーの寿命が全てのパーツの中で真っ先にくるのです。
なのでデスクトップPCは停電リスクには弱いものの、寿命が長いのですね。
LenovoのPCには保全モードというバッテリー管理モードがあり、常に60%で充電を抑え満充電を防ぐという機能があります。これがバッテリーの寿命を飛躍的に伸ばします。
基本的に家のあちこちで使いつつ、たまに持ち出すという使い方なので、常に保全モードで運用しています。
Amazon choiseになっていました。人気商品のようです。
でも買うなら中古品が安くていいですよ。