元々プロフェショナル用の編集プラグインなので当たり前なのですが、品質はすごく良いです。もはや雰囲気を作るのはカメラとレンズではなくソフトウェアなのではないかと思いますね。
今回は1枚の写真から、Google Nik Collectionの各プラグインでどれだけ雰囲気が違う写真を作れるか遊んでみました。
※Dfineは優秀だけど、ただのノイズ除去プラグインなので作例は載せません。
※Sharpenerは残念ながら、まだ使いこなせていないんです。
編集に使う元写真はこれです。
福井の東尋坊で撮った友達の写真ですね。
ちなみに彼は卵屋としての人生を歩み続けながらも、やがては有名になりたいと願っているようなので、写真を使わせて頂くことにしました。
Analog Efex Pro
Analog Efex Proは名前の通り、昔のアナログカメラやフィルムの雰囲気を再現するものです。
アナログの雰囲気を出すために、色々な設定項目があります。
代表的な設定項目はこんなものですが、内包される細かい設定も含めると、膨大な量のパラメータがあります。
ただしプリセットも多いので、イメージしている写真に近いものから選んで仕上げていくことも簡単ですね。
アナログの雰囲気を出すために、色々な設定項目があります。
- フィルムの種類(ISOなども)
- ダストの意図的な再現
- ライトリーク(光漏れ)
- ライトボックス
- 手ブレの意図的な追加
代表的な設定項目はこんなものですが、内包される細かい設定も含めると、膨大な量のパラメータがあります。
ただしプリセットも多いので、イメージしている写真に近いものから選んで仕上げていくことも簡単ですね。
昔のカラーフィルム。
実家にある昭和の写真なんかを見ていると、こんな感じの写真が多い気がします。
実家にある昭和の写真なんかを見ていると、こんな感じの写真が多い気がします。
カラー写真が登場したのはいつ頃でしょうか。Analog Efex Proを使えばタイムトラベラーの偽造写真も簡単にできてしまいそうです。
幕末に撮られたようなタイムトラベラー。
思えば写真というものが撮られるようになってから、まだ150年くらいしか経ってないんですね。
思えば写真というものが撮られるようになってから、まだ150年くらいしか経ってないんですね。
ライトリーク(光漏れ)をつかうと昔の写真の再現以外にも、意図的に光を入れることも可能です。
効果を強力にすれば、爆発や隕石の落下写真を作ることも可能です。
効果を強力にすれば、爆発や隕石の落下写真を作ることも可能です。
モーション(手ブレ)の追加。
後から流し撮りっぽい雰囲気にすることも出来るんです。
後から流し撮りっぽい雰囲気にすることも出来るんです。
Color Efex Pro
Color Efex Proは最もよく使うフィルターです。
オーソドックスな様々なフィルターを組み合わせて効果を出して行きます。
他にも数え切れないほど色々な効果を持つフィルターがあります。
どちらかと言うと、面白い効果を得るというよりは微調整により高品質に写真を仕上げるためのプラグインですね。
コントロールポイントという機能があり、特定の場所にだけフィルターを掛けることも出来ます。
オーソドックスな様々なフィルターを組み合わせて効果を出して行きます。
- Pro contrast(コントラスト)
- Foliage(植物の強調)
- Dynamic skin softener(美肌効果)
- Graduated Neutral Density(ハーフフィルター)
他にも数え切れないほど色々な効果を持つフィルターがあります。
どちらかと言うと、面白い効果を得るというよりは微調整により高品質に写真を仕上げるためのプラグインですね。
コントロールポイントという機能があり、特定の場所にだけフィルターを掛けることも出来ます。
フォトストックサイトに登録する時には、こんな感じでコントラストと彩度を上げることが多いです。
中央部の明るさを持ち上げた後、ソフトフォーカスで雰囲気を出していきます。
fog(霧)を入れて、晴天の写真をわざわざ霞んだ写真にしたもの。
元々の写真が晴天の場合は、天候を変えたり夕暮れの写真を作るのも容易いです。
元々の写真が晴天の場合は、天候を変えたり夕暮れの写真を作るのも容易いです。
Silver Efex Pro
Silver Efex Proはモノクロ写真専用のプラグインです。
フィルムの種類や現像方法を変えたり出来ます。
残念ながら個人的にモノクロ写真の面白さはあまりわからないので、あまり使うことはありません。
しかし、このプラグインを触っていてわかるのは、モノクロ写真は単に白黒に変えただけの写真ではなく、とても奥の深い写真技法であるということです。
ハマったらモノクロ写真はすごく面白いのかもしれませんね。
フィルムの種類や現像方法を変えたり出来ます。
残念ながら個人的にモノクロ写真の面白さはあまりわからないので、あまり使うことはありません。
しかし、このプラグインを触っていてわかるのは、モノクロ写真は単に白黒に変えただけの写真ではなく、とても奥の深い写真技法であるということです。
ハマったらモノクロ写真はすごく面白いのかもしれませんね。
同じモノクロ写真でもフィルムのタイプやカラーフィルターで雰囲気が変わります。
高ISOのフィルムを使った例。
Viveza
Vivezaは特定の場所の明暗や、彩度を自在に調整できるプラグインです。
顔だけが影になってしまい、暗くなってしまった写真などを補正するには最強のプラグインです。
Color Efex Proのコントロールポイントでも似たようなことが出来ますが、Vivezaの場合は選択範囲と周囲の境目の処理が、とても自然に調整されます。
違和感を感じさせることなく自在に、特定の箇所を補正できます。
顔だけが影になってしまい、暗くなってしまった写真などを補正するには最強のプラグインです。
Color Efex Proのコントロールポイントでも似たようなことが出来ますが、Vivezaの場合は選択範囲と周囲の境目の処理が、とても自然に調整されます。
違和感を感じさせることなく自在に、特定の箇所を補正できます。
顔の明度と彩度をわざと下げて黒人っぽくした例です。
顔の大体の部分を選択して加工していますが、背景の空の色は全く変わっていないでえすね。境目の処理は完璧です。
手と足も加工するべきでしたね・・・
顔の大体の部分を選択して加工していますが、背景の空の色は全く変わっていないでえすね。境目の処理は完璧です。
手と足も加工するべきでしたね・・・
靴を発光させてみました。
何故か裸足の男が手に持っている靴を発光させているので、違和感満載です。
何故か裸足の男が手に持っている靴を発光させているので、違和感満載です。
HDR Efex Pro
HDR Efex Proは名前の通りHDR写真を生成するプラグインです。
他のプラグインと違って複数の写真から効果を生成する事も出来ます。
僕はHDR写真もやらないので、こちらもあまり使いません。しかし、ホストアプリのApertureにはHDR作成機能がありませんので、もしかしたらGoogle Nik Collectionで一番必要で実用価値があるのはHDR Efex Proかもしれません。
他のプラグインと違って複数の写真から効果を生成する事も出来ます。
僕はHDR写真もやらないので、こちらもあまり使いません。しかし、ホストアプリのApertureにはHDR作成機能がありませんので、もしかしたらGoogle Nik Collectionで一番必要で実用価値があるのはHDR Efex Proかもしれません。
本当はカメラ側で3枚露光の違う写真を撮らないと真のHDR写真とは言えませんが、面倒くさいので1枚の写真から露出を暗・中・明に調整した3枚を用意して合成してみました。