深夜サイクリングが流行ってるらしい
最近、終電後の都心を自転車で徘徊する遊びが流行っているそうです。
天候さえ良ければ、自転車は23区内を快適に移動できますし、バイククルマと違って停める場所に困ることがありません。
まして、深夜ともなれば通行するクルマの量も圧倒的に減るので意外と安全快適に都内観光ができるのです。
深夜ですので、場所によっては昼間の喧騒が嘘のように静まり返っています。
もちろん、商業施設などは空いていませんが、忙しい都会に疲れてしまった人には深夜の都内巡りは最高におすすめです。
今回は、東京の大観光名所！いつも人でごった返している浅草に行ってみます。
深夜で交通量が少ないとは言え、無灯火逆走自転車もたまにいます。
明るめのライトを装備しておくと安全ですね。
神隠しに遭いそうな雰囲気
深夜2時の浅草寺雷門です。
誰一人いないのに仲見世の照明だけが明々と灯されています。
なんだか「千と千尋の神隠し」を思い出させる雰囲気です。
昼間なら、この雷門の前でもう動けない程の人混みになるので、とても不思議な感じです。
当然ですが、仲見世は全部閉まっています。
照明が消えていれば、ただの営業時間外の雰囲気だったのですが、静かな空間が明々と照らされると異世界感がでます。
時々、猫が音もなく駆け抜けていく以外は人の雰囲気がありません。
仲見世通りの真ん中に転がって自撮りしてみたりとか、色々やってみます。
昼間やれば邪魔でしょうがないですが、深夜は好き放題に撮影出来ます。
時折、脇の商店街も覗いてみましたが、こちらも人影はなし。
風が無い日だったので、なおさら静かに感じたのかもしれません。
宝蔵門のあたりまで来ると、流石にちらほら人影が出てきました。
それでも3人くらいでしょうか。
とりあえず、異世界に飛ばされてないことを確認してホッとします。
昼間と違ってゆったりまったりのんびり過ごせます。
深夜だけではなく早朝もいいのかもしれませんね。
気軽に深夜散歩できる、この近所の人が羨ましいです。
おみくじは真夜中でも買えるようです。
最近は電子マネーばかり使っているので、こういうところに来ても投げ入れる銭がなかったりします・・・
消灯後のスカイツリー
せっかく浅草まで走って来たのですから、日本一巨大な構造物であるスカイツリーも見ておきたいものです。
ところで、このスカイツリーは24時をすぎるとライトアップが終わってしまいます。
消灯後のスカイツリーは驚くほど目立ちません。
ヘリコプターなどの衝突を防ぐための赤色に瞬く航空保安灯火は付いているので、何やら巨大な建物が立っているという認識はできるのですが、真っ暗闇の中に溶け込むように塔がそびえている感じです。
そもそも、スカイツリー自体が周りのビルと比べてスケールが違いすぎるので、どうしても脳が違和感を感じてしまうのですが、消灯後はそれがより顕著になります。
スカイツリーの真下。この辺りで深夜3時位になろうとしていましたが、ソラマチの周辺も時折パトカーとタクシーが走っていく以外は、静かなものです。
元々墨田区は静かな場所なんですね。
それにしても巨大です。
全国で一番遠くからスカイツリーを視認できる場所は、長野県の軽井沢らしいです。
そろそろ、暖かい季節がやってきました。
もう少し暖かくなれば、また深夜に訪れて寝転がりながらスカイツリーを眺めたいと思っています。
夜明け前に帰る
夜明けを楽しみにして自転車を走らせる人もいるでしょう。
しかし、せっかく昼間の喧騒から逃げて夜中のサイクリングを楽しんでいるので、人が増える夜明けの前には帰りたいと思います。
深夜サイクリングは非日常を楽しむにはもってこいの遊び方です。
ただ、何かトラブルがあっても夜中は対応できる所も少ないので、体調と自転車のメンテナンスはしっかりやって置きましょう。
※撮影はRICOH GR
