交通安全に置いては光の強さが防御力になる
深夜サイクリングが増えるに連れてライトに不満が出てきたので、新しい自転車用ライトを買いました。
一昔前は乾電池使用の自転車用ライトが一般的だったのですが、最近の流行りはリチウムイオンのUSB充電式です。
Cat-Eye Volt800 です。
ご覧の通り、microUSBで充電出来てしまうので、テーブルに常設してあるデジカメ用充電器が使えるのは有り難いですね。
さて、このvolt800ですが800lumenのハイモードでは鬼のような明るさです。
夜間の走行に置いて、強力な光線を放ち、目立つことは即ち安全に直結します。
また、障害物の早期発見のためにも強力なライトは必須です。
日没後の荒川サイクリングロードは真っ暗
荒川土手沿のサイクリングロードは夜になってしまうと真っ暗になってしまいます。
数年前まで住んでいた長野県の田舎と比較すると充分明るい方になるのでしょうが、それでも自転車で走るには暗すぎる道です。
無灯火迷惑自転車も閉口する暗さです。
今まで使っていたライトではママチャリ程度のスピードで走るのがやっとです。
道路の段差や落下物も、直前までは確認できず危険です。
volt800のハイモードを点灯してみました。
明るさのレベルが違います。
ほぼ暗闇の道でも、クロスバイクで巡航するには充分の明るさです。
ちなみに、自動車(クルマ)のロービームは1500ルーメンですが、暗闇の道での安全速度は時速40キロと言われています。
このライトは800ルーメンですので、半分の時速20キロが適切なスピードになるでしょう。
volt800のミドルモードです。
ハイモードでは2時間しか持ちませんが、市街地など明るい場所は状況に応じてローまで落とせますので、バッテリーを節約できます。
障害物回避を早めに
乾電池2本のライトで照らした状態です。
ライトの光が弱いと、障害物を回避するのが遅れます。
石ころを踏んでしまってパンクする位であれば、まだ良いです。
道路に設置されている安全柵などにスピードを出して突っ込めば、かすり傷では済まない可能性もあります。
volt800のハイモードで照らした状態です。
先程の乾電池ライトだけだと、前方の通行止めゲートに気がつくことが出来ませんでした。
工事中の安全柵等は、反射板が貼ってある事が多いので目立ちますが、全部が反射板加工されているわけではありません。
真っ暗の道を乾電池ライトだけで走るのは目を閉じて走るようなもので、とても危険なのです。
※どちらも自転車の真横にカメラを設置して撮影しています
眩しく目立つ視認性
無灯火の自転車ほど迷惑なものはありません。
ライトには照らすという目的の他、他車から視認してもらうという重要な役目があります。
乾電池ライトだけ点灯させた自転車を10mほど離れたところから見てみます。
普通に自転車がいるな?という感じですね。
これはこれで、視認は出来ていますが、必要最低限のレベルです。
同じ状態でvolt800を点灯させます。
対向車からみても、強烈な明るさですね。
光軸を上に向けていると、やや迷惑なレベルかもしれません。
しかし、これだけ目立つ明るさなので自転車同士であれば、よそ見していたとしても気がついてもらえます。
クルマのドライバーも発見しやすいので、安心出来るでしょう。
また、バッテリー容量を節約しつつ目立たせる為にローモードで点灯させながらハイモードのフラッシュをさせるハイパーコンスタントモードもあります。
充電時間は4倍以上
volt800のバッテリー容量は3400mAh。
これはiPhone7の1960mAhの2倍以上の容量です。
当然、フル充電には時間がかかります。
ハイモードで2時間しか持ちませんが、フル充電時間は4倍の8時間くらいかかります。
消費電力が大きいハイパワーライトなので、仕方ない部分ではあります。
充電が必要になると、インジゲーター(充電ボタン)が光りますが、通勤通学で使用するなら電池切れ防止の為にも毎日充電が必要になります。